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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第76章 違えし縁


体調を理由に切り抜けるには深酒をしないように気に掛けるのが一番である。


故に舞山は同僚達からの酒は飲まないと決めているのだが、目上から勧められては呑まぬ訳にはいかない。


新人達の宿命というものだ。


誰しもが通る道。


舞山は疑いもせず上司から勧められた酒を一息に煽った。



だが、その味が何とも奇妙だった。



盃に入っていたのは清酒であるはずなのに、妙に甘ったるいような………


くらり、視界が揺らぐ。


これは……ただの酒では無い。

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