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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第75章 折れない心


あちらが神の軍勢ならば俺は鬼の軍勢を使役すれば良い。

そうだ、闇夜の象徴である月を階級にすれば良い。

陰と陽。

まさに真理だ。

下弦と上弦、六体ずつで十二体。

それでいい。

さて、鬼舞辻無惨は鬼の始祖。

鬼を増やし、率いる為の象徴だ。

だが、同士討ちで殺されてはならない。

ならば鬼舞辻の血に暗示をかけよう。

鬼舞辻無惨の名を出さないこと、無惨を殺すことが出来ないように。

問題は使い道の無くなったこの女房だ。

『生成り』という表現が一番近いのかもしれない。

鬼とも人ともいえぬ狭間の者。

ああ、そうだ。

ならこの女房にも暗示をかけよう。

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