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Honey Strawberry【BL】

第2章 思いの交差


その友達は、俺と同じだった。
同じような境遇で、
そこが通じ合って、
お互い、愚痴とか話し合ってた。
その時、俺は1人じゃなかったんだ!
そう思えた。それが、救いだった。


小学生の頃、小さいながらに
自分の家はちょっとおかしいのかなと思って
普通の人が羨ましかった。
普通の人に、自分の家のことを
話すのが怖くて…
しょうがないんだけど、自分と同じ
恵まれてない家庭の人と居るっていうのが
嬉しかった。

でも、その2人は病気だった。
1人は白血病。もう1人はガンだった。
2人がいつか死んじゃうことはわかってた。
何で俺じゃないんだ。何で俺が死なないのか。
そんなこんなで、日々頑張って過ごしてたら
中学生になった。
それで、色々と状況が悪くなった。

大体、中1ぐらいの頃から
一気にグワッと悪くなった。


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