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The end of the story 【ツイステ】

第1章 mirrorハプニング!



グリムを原作通りに通わせること以外にも単純にグリムの学校に通いたいって気持ち……私は少し…分かるような気がしたから。
思うように身体が動かせられなくて、体育の時間は休んでばっか。まともに授業も受けられなくて、お金の面でも家族に迷惑をかけてしまうそんな私が嫌で仕方なかったのを覚えている。


「わかりました、許可いたしましょう!なんて私優しいんでしょう!」
「ほ、本当か….?!」
「えぇ。しかし、闇の鏡に選ばれなかった……しかもモンスターの入学を許可するわけにはいきません。ユウさんについても、元の世界へ戻るまでただ居候をさせるわけにはいかない」

変に期待をさせないで欲しいと肩を落とすグリムをまぁまぁとなだめる。こういう話は最後まで聞いてみないと分からないものだよ。

「まあ、話は最後まで聞きなさい。ユウさんの魂を呼び寄せてしまったことに関しては、闇の鏡を所有する学園にも責任の一端はある」
「責任というか闇の鏡が強制的にこの世界まで誘拐してきたようなものだから全面的に学園の所為では?」
「ごほん。…と、とにかく当面の宿はここを無料で提供いたします。ですが、衣食住は自分で支払っていただきます」
「えぇ…先生は子どもに向かって売春して払えと言うのですか?は!まさか…変態……?」

虫を見るような目で学園長を睨むとぶるぶると首を振っている。
えー本当かなぁ。どうせ身体で払ってほしいってことだろ。この人?本当にツイステでも色々と面倒な人だったのは覚えている。一体何をさせてくるのか分かったもんじゃない。


「し、失礼ですね!!学園の雑用をこなして貰いたいだけですよ!!そもそもそんなことさせるわけありませんって!
なんですか!その疑いの目は!!」

いえ、別に。と答えつつ、雑用をすることに関しては提供できそうなものがない私からすればそのくらいで済ましてくれるというのなら万々歳だとは思う。ただ、私がグリムの手綱を握れるか別なだけ。
グリムは行く先々でトラブルを起こしていく問題児?問題児モンスターだからね……。
私がその起こしていく問題のことを覚えていればよかったけど、何故か記憶が虫食い状態だから問題を起こす前に止めるのは難しいだろう。

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