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【鬼滅の刃】まぐわい

第6章 義勇×しのぶ ②


1

今日も蝶屋敷には鬼殺隊員たちが治療に来ている

しのぶ「はい、終わりましたよ」
隊士「ありがとうございます!」

胡蝶しのぶは、鬼の討伐以外にも
隊員の治療、鬼舞辻を倒すための鬼の研究にと忙しかった

義勇とは、煉獄家での出来事以来会っていない
なぜ自分が体を許したのか、
もう一度義勇に会えば、何か感情が変わるかもしれないと
思ってはいるのだが
しのぶは自分の気持ちがよくわからず
モヤモヤとした日々を過ごしていた

コンコン

しのぶ「どうぞ」

ガラッ!
入ってきたのは炎柱の煉獄杏寿郎だった

煉獄「しばらくぶりだな、胡蝶!」
しのぶ「煉獄さん、珍しいですね
どうなさいましたか?」

煉獄とも、先日の一件以来会っていなかったので
しのぶは一瞬心臓が跳ねたが、意外といつも通りなので
ほっとした

煉獄「ああ、少しばかり毒を食らってしまってな
解毒薬をもらえるか?」

しのぶ「毒ですか…
血を採って、毒の成分を調べていいですか?」

煉獄「うむ!頼む!」

しのぶが採血のための道具用意していると

煉獄「あれから冨岡と会ったか?」

一瞬しのぶの手が止まったが、
すぐに落ち着き払って

しのぶ「いいえ。何かありましたか?」

煉獄「いや、恋仲になってどんな様子かと思ってな!」

しのぶ「私と冨岡さんは…恋仲ではありませんよ」

煉獄「そうだったか!それは要らぬことを聞いてしまったな!すまない!
では胡蝶は冨岡を好いているのか?」

ちょうどしのぶが悩んでいたことを、
煉獄は次々と掘り下げていく
しのぶは煉獄の腕に注射器をさし、採血した

しのぶ「いえ…特になんとも…」
煉獄「ではあの夜のことは、酒の勢いということか!」
しのぶ「なんだかその言い方、すごく嫌ですね…」

しのぶは苦い顔をした

煉獄「しかし、いくら酒の勢いとはいえ、
初めての相手に何の感情もなかったということは
ないのではないか?」

しのぶ「そう…なんでしょうか…
私もよくわからなくて…」

しのぶは毒の成分を調べながら、返事をする
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