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【鬼滅の刃】まぐわい

第23章 【番外】錆兎×真菰


7

錆兎の動きに合わせて体が揺れるたび
愛おしい男に抱かれている実感が込み上げて
真菰の口から甘い声が漏れた

錆兎「痛むか?」

真菰「平気…大丈夫だよ」

錆兎「もう少し、してもいいか」

真菰「うん、錆兎のしたいように…」

真菰の言葉を聞くや否や
錆兎はその細い腰を掴んで奥に打ちつけ始めた
その姿はとても本能的で
珍しく余裕なさげな様子が
真菰の鼓動を速めた

内臓ごと押し上げられるような力強い動きに
少し苦しさを覚えながらも
中に感じる彼の形に興奮を覚え、愛液が溢れる

眉間を顰めながら鋭く熱のこもった瞳に見つめられ
真菰は獲物になった気分だった
真菰の体を抱きしめながら、再び口を吸うと
中にある肉棒が硬さを増したように感じた直後

錆兎「…ぁ…っでる…!」

錆兎は素早く引き抜き、真菰の腹の上に吐精した
はぁはぁと息を荒げながら
首元に顔を埋める彼が愛おしい
宍色の髪を撫でていると
しばらくして錆兎がむくりと体を起こした

錆兎「すまない…無理をさせただろう」

真菰「平気だよ」

にこ、と笑顔を見せると
錆兎は安堵したように微笑んだ
思いの外大量に出た白濁を拭き取っていると

真菰「ね、錆兎は…もしかして経験があったの?」

真菰の質問に錆兎の動きが止まった
迷うように視線が少し泳いだ後
気まずそうな表情を浮かべた

錆兎「柱になった時に、音柱に連れられて
遊郭に行った」

真菰「そうだったんだ」

聞いても真菰は特に怒る様子も悲しむ様子もなかった

錆兎「口吸いは、真菰が初めてだった
…というか、この行為自体、前にしたのとは
全然違ったから、初めての気分だ」

真菰「なにそれ」

妙なことを言われて笑う真菰を
錆兎は抱きしめた

錆兎「本当に、全く違うんだよ、真菰。
好いた女を抱けるのはこの上なく幸福だ」

ふ、と柔らかく微笑んだかと思えば
また舌を擦り合わせていた
存在を確かめるように強く抱き合い
唾液を絡め合えば、また先程の熱が戻ってくる

真菰「錆兎、もう一回…」

自分から言わねば
錆兎はきっと遠慮するだろうと踏んで、
真菰は錆兎を誘った

その夜、最初の口付けのように
二度、三度と何度もお互いを求め合って幾度も上り詰め
2人はどろどろに蕩けあった

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