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【鬼滅の刃】まぐわい

第22章 天元×壱岐(創作キャラ)④


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早朝、隠が宇髄の屋敷を訪ねてきて
壱岐宛に新しい隊服だと言い渡された
その包みの中を見て、壱岐は狼狽えた

壱岐「…え?」

どう見ても生地が少ない。
いつも袴なのにどう見てもそれはスカートで
それもとても短い。
これは甘露寺のものと間違えていないだろうか
すぐに鴉を飛ばして確認するが
縫製係の前田とやらから返ってきた返事は
『それが公式です』だった

壱岐が悩んでいると
嫁たちが部屋に入ってきた
その隊服を見るなりきゃあきゃあ楽しそうにしている

須磨「すごい!何ですかこれー!」

まきを「これ、着る意味あるの?
一番守らなきゃいけない心臓部分がガラ空きじゃない」

雛鶴「でも壱岐ちゃんなら、背が高いし
女性らしい整った体型だから、
きっと似合うと思うよ」

壱岐「似合う似合わないではなく
まきをさんのおっしゃる通り
これは着る意味がないほど生地が少ないですし
何より恥ずかしいです…」

まきを「でもどんな感じなのか見てみたい気もするね」

須磨「着てみてよ壱岐ちゃん!」

壱岐「えぇ…」

嫁3人の期待の目に、壱岐は渋々隊服に腕を入れた

壱岐「いやこれちょっと…ほんと
作った人頭おかしいです…」

ざっくりと開いた胸元からは
乳房の谷間が丸見えで
短いスカートは直立でも下尻がみえている

須磨「わー!すごい!」

まきを「あっはははは!なんだこれ!」

雛鶴「ほんとに着る意味を感じさせない隊服ね」

壱岐「も、もう脱いでもいいですか?」

須磨「えーせっかくだから天元様に
見てもらいましょうよぉ」

雛鶴「きっと褒めてくださるわよ」

壱岐「いえでもこれ
裸見られるよりも恥ずかしい気が…」

そんな話をしていると宇髄が帰宅した

宇髄「帰ったぞー」

雛鶴「天元様だわ!」

須磨「天元様ぁー!おかえりなさーい!」

宇髄を出迎えるために
須磨とまきをが玄関に向かう
心の準備をしていなかった壱岐は
慌てふためいた

壱岐「どっ、どうしましょう雛鶴さん!
着替えちゃだめですか?」

雛鶴「家だし、いいじゃない
せっかく着たんだから、天元様にも見てもらいましょう?」

壱岐「でも…っ」

宇髄「おう、雛鶴、壱岐ここにいたか
帰ってきたぞ…」

雛鶴と壱岐を見つけた宇髄の目線が
見慣れぬ装いの壱岐の姿を捉えると
頭から足元までゆっくり視線が降りていった
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