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【鬼滅の刃】まぐわい

第17章 義勇×しのぶ③


1

しのぶ「富岡さーん、いらっしゃいますかー?」

しのぶは空いた時間に義勇の屋敷を訪れていた
鍛錬をしていたのか、
庭から義勇がてくてくと歩いてきた

義勇「胡蝶、どうした」
しのぶ「ちょっと時間があったので、
本を返しにきました
できればまた借りたいんですけど…」

義勇「いいぞ、上がれ」

しのぶ「修行の最中だったようですね
邪魔してすみません」

義勇「構わない」

しのぶを部屋に上げると
義勇はお茶の用意をした
ふと、宇髄にもらった媚薬のことを思い出したので
しのぶのお茶に混ぜてみた
しのぶは本棚の前で、本を選んでいる

しのぶ「あ…富岡さん、お構いなく
すぐ帰りますし」

義勇「いい。ゆっくりしていけ」

しのぶ「ありがとうございます
久しぶりですね、ゆっくり話すの」

義勇「温泉の時は、話す間も無かったしな…」

しのぶ「伊黒さんと蜜璃さん、
うまくいったようでよかったですね」

ふふふ、としのぶは嬉しそうだ

義勇「そうだな…
今日はもう任務はないのか?」

しのぶ「終わって、帰ってきたところです
明日はまた屋敷で研究です」

義勇「そうか、忙しいな」

久々にゆっくりしながら色々な話をしていたが
お茶を飲んでいたしのぶの様子が
段々とおかしくなってきた
しのぶは温泉で伊黒がどうなったかを見ていたので
すぐに勘づく

しのぶ「富岡さん…?」

ふぅふぅと少し息が上がり、
頬が染まってきている

義勇「どうした」

しのぶ「…薬を盛りましたね?」

義勇の口元が少し上がる

しのぶ「こんなことしなくても…」
義勇「わかっているが、伊黒を見て興味が湧いた」

徐々に体が熱くなるしのぶを横目に、
義勇は涼しい顔をしている

しのぶ「…っ、帰ります…」

義勇の思い通りになるまいと
しのぶが立ち上がる

義勇「だめだ」

義勇が手を掴むと、指先から
甘く痺れるような快感が走る

しのぶ「ぁっ…」

しのぶは慌てて、手で口を覆った
触れただけでこんな声を出してしまい、
羞恥に顔が赤い
パッと義勇の手を振り払った

義勇「…胡蝶」

想像以上に敏感になっているしのぶを見て、
驚きと好奇心に目を見開く義勇
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