第2章 翌朝しおり事件
「嘘ぉ…」
ミヤビは朝食をとりつつ本を読もうとしたとこまで良かったのだが例のしおりが無いのに気づいた。
「ミヤビ?どうかした?」
「ナナバか…アノしおり無くしちゃったみたい」
「フ…団長から貰ったやつか」
「ッング!!うヴぇ!!その名前言わないで?!!」
「わぁあ!!!?」
隣にいたナナバにあの人の名前を言われ目の前に座っていた新兵の金髪の少年に思わず牛乳をかけてしまった。
「ご、ごめんなさい、本当に申し訳ない」
「アハハ…全然だいじょ」
「いいえ大丈夫じゃないわ…クリーニング代は勿論出すし、
私はミケ分隊長の補佐をしてるミヤビ・アルフォート。食べ終わったら私の部屋来てくれないかな」
「そんな、、でも有難くいただきます」
その少年は私の心を汲み取ってくれたのかお礼を受け入れてくれた、いかにも賢そうだしそうなのだろう。
「派手にやったねぇ」
「うぅ、貴方のせいじゃない…!」