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【鬼灯の冷徹】あの世の行い気をつけて【トリップ長編】

第3章 地獄の沙汰も色次第?


【閑話休題】

獄卒見習いとなった主人公が、とりあえず与えられる自室に向かう時の一コマ。

主「鬼灯様、差支えなければ聞きたい事があるのですが。」
鬼「はい、何でしょう。」
主「働くにあたって私が生前どの様な事をしたか聞いておかなくていいのですか?なんだかんだで確認取れてないからアレですけど、一応地獄に落ちてきてるんですよ?」
鬼「ああ、それでしたら断片的ですが確認済みですので問題ありません。それとも何ですか、私に嘘偽りがあるとでも?」
主「いいえ、その・・・言ってない事や言いにくい事はありますが大体反省してます。」
鬼「なら構いません。それに貴方の言い分では、私の性格から何やら判ってるようですし…」
主「Σはい!勤めて励まさせて頂きます!!!」
鬼「では暫くの間は新卒獄卒の方々と様々な箇所を周って頂きますのでそのつもりで。」
主「うぉおー!地獄のチップとデールに会えるぞー!!」
鬼「言っておきますが無暗に自分の知識を喋べる事は禁じます。個人上保護以前に事情を知らない人が知ったら大変な事になります…相談事は今日あの場にいた者だけにして下さい。」
主「・・・はい。肝に銘じます。」
鬼「部屋は此処ですから。初日ですので朝から行動を共にする方に迎えに来させるので、その方に付いていってください。」
主「鬼灯様、何から何まですみません。ありがとうございます。」
鬼「…とりあえずの仮の処分ですから。書類が見つかり次第刑罰は受けていただきますからそのつもりで。」
主「はい。それまで宜しくお願いします。」
鬼「ではまた明日。…そうそう明日着る衣服は部屋の中にありますが、これを必ず付けてきてください。」
主「・・・鬼の角、が付いたカチューシャですか?」
鬼「幸いそれなりに髪が長いようなのでこれを付けて「鬼」のふりをして働いてもらいます。中途採用の扱いなので人間だとばれない様に接してください。」
主「え、ちょ、私こういうの付けるの下手なんですけd」
鬼「一応これも渡しておくので好きな方を選んでください。では。」
主「…吸盤付きの一本角かー、どうしよう。私就職先誤ったかも」

【おわり】





現在の人間関係
閻魔大王、鬼灯様、お香さん→主人公が生者だと知っている
唐瓜さん、茄子くん→三途之川&鬼灯様に報告に来た時姿を見かけた(角があったかまで見ていない程度)
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