第2章 政宗と姫の或る日 其の壱
はぁぁ〜…
「気持ちいいですか?」
「…ん…すっげぇ、イイ……ぁぁ…っぁ…」
政宗の気持ち良さそうな声。
「…くっぁ…瑠璃…そっこっ…ぁあ"っゔ…いっ……」
「痛い?」
瑠璃の優しい声が、耳元で問う。
「い、痛イイ……?ぅっ、ぁ…」
(痛イイ…いたイイ…クク…)
あっはははは〜
「いたイイって!
ヤダァ…政宗は500年後でも全然、生きていけますね〜」
瑠璃が声を上げて笑う。
よく分からないが声を上げて笑われて、
何となく面白くない政宗は、
「はぁ?全然生きて行けるって、使い方間違ってんだろ‼︎」
揚げ足をとりたくなって言い返しても、
ウフフフと瑠璃は笑うばかりだ。