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私が死のうと思ったのは【ヒロアカ夢】

第3章 リスタート


そのまま更衣室に向かう希里と横に並び歩く緑谷。
緊張のせいで気の利いたことも言えないが、無言もどうかと思い勇気を振り絞りなにか話題を投げかけた。

「えっと、あの、希里さんはどんな個性なの!?」

『…』

「…?」

無視されたかと思い彼女の顔を少し覗き込むと、彼女の視線はある一点へと注がれていた。その方向に注目してみればそこには紅白頭の、先ほど同じ教室にいたクラスメイトが少し前を歩いている。

「ええっと…」

『あ、ごめんなさい。なんて?』

何事もなかったかのようにこちらに振り返れば、特に表情の変化はない希里。ぼーっとしていただけなのかな?と思い、再び質問を尋ねようとすればすでに更衣室の前に到着していることに気がついた。

「あ、ああ、いいんだ。それじゃあまた!!」

『あ、うん…またね』

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