第19章 ➖作戦開始➖
話は続き、リドル先輩が言うには
犯人を捕まえる為
次に狙われるであろう生徒に当たりをつけて
警護をするとの事だった
犯人確保と生徒の保護の両方を一手に行う
「張り込み作戦ですね…」
『ふふっ…そうね』
監督生へと微笑みながら返すと
頷き微笑み返してくれた…
(本当に不思議な子ね。魔力や他に力が
ある訳でも無いのに…まとめ役となって
皆んなを導く能力があるのね…ふふっ…
益々興味が湧いてくる)
話しはいつの間にか進んでおり
ケイト先輩がスマホを操作しつつ
話しをしていた…
「実は選手候補の中でも…
“コイツは狙われそう“って、生徒を何人か
もう目をつけてあるんだ〜…マジカメの
メッセで情報共有するからグループ作るね
…グループ専用のアルバム、見ておいて」
電子音と共にマジカメを見始める彼等
私はデュースへと近付き声を掛ける
『私はスマホが無いから…デュース!
見せてもらってもいい?』
「あ?そうなのか?…あぁー、いいぞ」
そう言い画面を見せてくれるデュース
彼と一緒に送られた写真を見ていく
すると…
見知った双子など様々な生徒の写真があった
全員が写真を見終わり顔を上げる
「んじゃ…早速ターゲット候補を見に行って
みよっか♪」
「いざ出発!なんだゾ!」
グリムの掛け声に数名が
おぉー!!
と、反応して動き始めるのだった…