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あなただけを…

第18章 ➖お大事に…➖


=オンボロ寮・談話室=


「よし!入っていいんだゾ!」

グリムのその声でオンボロ寮内へと入る

『お邪魔しまーす…古いけど
 中は意外とキレイなのね…』

初めての場所にキョロキョロと
辺りを見渡してしまう

「自分が掃除とかしたからね
 大変だったんだよ…」

監督生がそう答えると
呼び鈴が鳴った…


-ブー…ブー -


ドアを開けるとエースが立っていた
部屋へ招き入れ情報を共有する…

「なんか、皆んな浮かれてるか…
 おっちょこちょいなんじゃねーかって
 思ってきたんだゾ!」

グリムがそう言い切ると同時に
デュースが部屋へと走り込んでくる

「みんな!大変だ!クローバー先輩が
 階段から落ちて怪我をしたって……」

「「『え!?」」』

3人同時に声を上げ驚いてしまった…

「おっちょこちょいとは思いづらい…」

監督生がそう呟く…

(やっぱり事件だよね…この間のグリムの
 パンと関係ありそうだけどなぁ…)

心の中で1人そう考えていた…

「確かに…トレイ先輩はうっかりで
 転んだりはしなさそう…」

『うん…しっかりした人だったもんね』

大食堂で閣僚について説明してくれていた事を
思い出していた…

(一歩間違えれば怪我だけでは済まない……)

「話を聞きに行ってみるんだゾ!」
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