第10章 ➖賑やかな食事➖
すると、上の方から声が聞こえ
そちらに視線を移すと…
それぞれクローバーとダイヤの
フェイスペイントが施されている2人の人物が
こちらに話しかけてきた…
「それはねぇ…学園のメインストリートに
グレート・セブンの石像が立ってたじゃん?
あの7人に倣って……」
と、格寮の特色を説明する…
ポンパドールにしたオレンジ髪のダイヤの子と
アイビーグリーンの髪色のクローバーの子…
その2人がデュース達の近くに立っていた
「アレ?君たちは…
退学騒ぎを起こした新入生と…
あ!学園唯一の女の子だよね?
君たちに会えるなんて…ラッキー」
「つか、アンタ誰?」
そう明るく話すダイヤの子に問いかけると
クローバーの子がそれに返答する…
「おっと、悪い。俺はトレイ・クローバー…
で、コッチは…」
「俺はケイト・ダイヤモンドくんでーす…
ケイトくんって呼んでね?……あ!…
けーくん♡でもいいよ」
人懐っこい様な笑顔を向けてきた…
そんな彼等に自己紹介しつつ挨拶を交わす…
次に寮の特徴などを話し始める2人
全員が黙って彼等の話に耳を傾けていた