第10章 ➖賑やかな食事➖
「あ!デュース!お前先に……って、あれ?」
「そうなんだぞ!先に行くんじゃな……」
テラコッタ髪の子と“夢で見た子“
後は、昨日も見た喋る猫?
彼等がデュースの元へと詰め寄っていた…
「アレ?あぁ…C組の女子だっけ?
女子…だよな?一緒とか…お前まさか…」
「ふなっ!?女なのか??
ん?なんでデュースと一緒なんだゾ?」
なんて失礼な事も口々にしつつ
彼等の問いにデュースが答えた
「あぁ…さっきぶつかってな。
後…女子で間違いは無いらしい」
『ふふ…そうね…生物学上は女よ』
「なぁんだ…オレ様はてっきり…なぁ?」
と、喋る猫と目配せをする明るい髪の子
(女としては目立ちはしてないみたいね…)
安堵しつつ、彼等との会話が続く…
「まぁさ、これも何かの縁だし
アンタが良ければだけどさぁ
…オレらと一緒に昼食わね?」
『え?いいの?ありがとう!嬉しいな…』
笑顔で返答する私
“夢のあの子“と、喋る猫
いつかはこの2人に近づく気でいたので…
この好機を逃すはずがない