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あなただけを…

第7章 ➖2人だけの式典➖



泣き疲れいつの間にか眠りについていた…
パンパンに腫れた重い瞼を開き…
辺りを見渡す…


テーブルの上には
綺麗に畳まれた見知らぬ服と手紙
下には靴が置かれていた…

(言い忘れてましたが…
 本日は、式典[入学式]です。
 式典服を着て参加して下さいね。
 メイクも忘れずにお願いしますね?
          ディア・クロウリー)

『言い忘れてたって…
 結構重要よ?クロウリー…
 ん〜…そうね…はぁ…
 目は魔法でなんとかなるし…
 メイクもわかるからいいけどさぁ…
 はぁ……気乗りしないなぁ…』

また1つため息を吐き
式典服を広げる…
好みのデザインだった…

(ん〜…着てはみたい!
 よし!コレを着て散歩に出ちゃおう!)

陰鬱な気分を吹き飛ばす為
散歩に出る事にした…
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