第45章 ➖大切な……➖
暫くして2人のお陰で少し落ち着きを取り戻した
『ジェイド、フロイドありがとうね?
もう大丈夫よ?』
2人の腕をポンポンと叩き、そう告げる
すると、2人が私から身を離し私を見つめる
「オレらふざけてた訳じゃなくて……」
『大丈夫…本気だったってわかってる…
だから逃げようとしたのになぁ…』
「申し訳ありません…僕たちのせいで…
アズールに誤解を…」
『はいはい…大丈夫よ…2人共…ね?
私が2人の変なスイッチ押しちゃったからね
…だから、君たちは悪くないよ?』
意気消沈した2人に優しく語りかける…
(君達は悪くないよ…私が2人を本気で
止められなかったから…力不足だね…)
「…あ!ねぇサラ!
オレたちが、アズールにちゃんと話せば…」
『フロイド気持ちは有り難いんだけど…
今のアズール……と、いうか暫くあの子は
聞く耳もたないだろうから……』
「この話題に触れず、普通に過ごせと仰りたい
…そうですね?サラ」
『えぇ、その通りよジェイド。
まぁ、頃合いを見て戻ったら
私から話すよ…。
その時は、2人に協力してもらおうかな…?
2人共…お願いしてもいいかしら?』
2人に視線を送る
「「はい/はぁ〜い」」
『ありがとう。えっと…そろそろ服着たいな』
「「あ!」」