第44章 ➖交わる罪➖*
三日月口に笑い
歯をチラつかせている
フロイドと目が合う
「サラ…良い表情だねぇ〜。
ねぇ、この間のお礼…貰ってもいい?」
真剣な表情でそう告げ
左手の人差し指で鎖骨から胸を滑らせ
胸の先を弾かれる…
弾かれた先から甘い電流が全身に流れ
喘ぎ声が漏れてしまう
開いた口をすぐに塞がれ
更なる快楽が押し寄せる…
『んーっ!!…っー!…んん…っん』
ジェイドとも違う…
荒々しくも優しい口づけ…
体も心も彼等に求められている
好きだからこそ強く求めてしまう…
そんな風に強く優しい口づけをしてくる
口づけに夢中になってしまっていると
肌寒さを感じた…
『っ!?……んん!…っ!』
ジェイドが静かに下半身の制服を取り去り
下着も取り去ろうと手を掛けていた…
「サラ…抵抗しないで…
ココまできたら受け入れて下さい。
僕らが貴方を愛して差し上げますから…」
「そうだよ?サラ
ジェイドとオレでい〜っぱい…
優しく…愛してあげるから…ねっ?
オレらを受け入れて……」
口づけをやめたかと思えば
耳元で甘く低く囁く…
耳をペロッと舐め
首筋を指で這わせてくる…
『あっ…うぅ!…んー…』
その刺激だけで反応してしまう体
先程から与えられている刺激により
更なる快楽を得ようとして
全身が敏感になってしまっている
まだ少し残った理性で
答えに戸惑っていると
ジェイドが攻撃を仕掛けてくる…