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あなただけを…

第39章 ➖知らない気持ち➖


アズールの言葉を最後まで聞くことはできなかった…

先程の生徒とそれに乗じて
行動を起こそうとしていた生徒達を締め上げ
彼等が戻ってきた為であった…

「どいつもこいつも弱ッ……はぁ…
 …絞めがいがねーなぁ。つまんねー…」

「そうですね…もう少し痛ぶりがいがないと
 つまらないですね…」

「フロイド、ジェイド、お疲れ様でした…
 後の新入りの指導は任せましたよ?
 ジャックさんとオンボロ寮の監督生さんも
 …おかえりいただけますか?
 次に来る時は…お客様としてお越し下さい」

有無を言わさず2人を帰すアズール
それを見届けると
私の手を引いて歩き出す…

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