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あなただけを…

第29章 ➖裏切り者達➖



マジカルシフト大会当日

魔法石から黒ずみは消え
本来の色に戻っていたが
数日の期間を要してた…

精神的に負の感情が大きくなり
ブロットが浄化されるスピードが遅くなった為

(弱いな本当に…
 もう孤りじゃないハズなのになぁ…)

理由は分かっていた…
あなたが彼等の計画を知っていて
手を貸したかどうかと…

あなたが忘れてしまった事により開いた穴
この穴を塞げるのは他でもない
あなただけなのだから……



運営委員長であるアズール
寮ぐるみの犯行…レオナとの契約…
点と点が結ばれていく…
彼は知らずに手を貸しただけだ…

そう願って集合場所へと歩みを進めていった…


〜行進20分前〜


「よ〜し…これでオッケー…
 さぁ、みんな急いで急いでー!」
 

ケイト先輩のユニーク魔法
“舞い散る手札[スプリット・カード]”
で増えたケイト先輩達に…
エース、デュース、グリム、ユウ、私で
変装をさせていた。
魔法で髪型を変え
シークレットシューズなどで背丈を変え
体型は重ね着などをさせて
ディアソムニア寮生を作り上げる
シルバーやセベクに似たものも作り上げた


「これで最後だな…」

「よっしゃー…終わったー」

「腹減った……それに、疲れたんだゾ!」

「後は待つだけだからね…ん〜…みんなで
 屋台でも行ってきたら?」

ケイト先輩のその一言に
待ってました!
と、言わんばかりにはしゃぎ
エーデュース、グリム、ユウ、私で
屋台へと向かう
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