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戦国怪奇譚

第23章 宴



「……何にですか?」
「お前の
 好きな人とやらにだ」
「そんな気を遣って
 もらわなくてもいいですよ」
「気など遣っておらん
 俺はお前に好きになってもらえば
 …嬉しく思う」
頬を少し染めて穏やかに笑う

「…どうして…ですか?
 私は何の取り柄もない
 ただの女の子です」
(歴史に名を刻む貴方とは
 比べ物にならないくらい)

「俺がお前を好きだからだ」


「は…い?」
(いけない…睡魔が…)


謙信の言葉の意味がよく
理解できないまま
眠りについた
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