• テキストサイズ

戦国怪奇譚

第21章 救出


「幸、逃げ道は?」
「もともと逃げるつもりだった
 場所にはもう織田軍がいるので
 此処から外に出ましょう」
と言ってさっきの隠し扉を開けた

「随分暗いな
 来実足元大丈夫か?」
「何とか…わっ」
つるっと滑ると幸が支えてくれた
「大丈夫じゃねーだろ」
「手でもつなごうか?天女」
「来実に触るな汚れる」
「幸、手つないでいい?」
「おー」
(信玄様だと違う意味で危ないし
 義元さんは恐れ多いし
 謙信様は女嫌いだからな…
 幸か佐助君につないでもらうしか…)
「あれ?そういえば佐助君は?」
「あいつなら早雲の見張りだ」
「1人で大丈夫?」
「アイツの強さ知ってるだろ?」
/ 371ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp