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戦国怪奇譚

第20章 襲撃


日が傾いてくると
襖の外に人影が浮かんだ

(…幸?)
小太郎のいないふりをしろと
言う言葉を思い出す

(駄目…幸なら声をかけるはず)
むぐっと口を抑えて
出来るだけ気配を消した



「来実姫様
 毒のお味は如何でしたかな?」

(毒!?)


スパンと襖が開かれた


「!!何故生きている!」

その男はどかどかと部屋に入り
来実に刀を向けた


「…っ!」
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