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戦国怪奇譚
第19章 交渉
「…お酌の為では無いのですか?」
きょとんとした顔で答える
「信長はお前が大層
大事らしいな」
「はい?」
不意に手首を掴まれ
酒の入った徳利を落としてしまった
「…あっ
すみません
お酒こぼし…」
落とした徳利を拾おうとするも
手が塞がれていた
「来実」
ドサッ
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