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戦国怪奇譚

第15章 こころ


来実は怒った
何もできない無力な自分に
大事な人を巻き込んだ自分に

「…知っていたなら
 なぜ織田信長に
 言わなかったのですか」
「蘭丸くんが言うまで
 私が見ていようと思ってました
 例え何かしようとしても
 止めてあげられるように…」
「貴方に何ができるんです?」
「分かりません…
 きっと何か理由がある筈
 その理由を聞いて
 一緒に解決策を
 見つけることは
 できるかもしれない」
「……無理ですよ
 相手は心を殺した忍です
 丁度目の前にいる
 私のような」
 
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