第13章 戦
「来実!お疲れ」
「政宗!おかえり怪我は?」
政宗を触って確かめる
「ねぇよ信長様はあっちにいるぞ」
「行ってくる!」
「…速いな」
Uターンして走る来実を見て呟いた
たたたたっ
「信長様!」
「来実…?そんなに急ぐと…」
こけっ
「きゃっ」
ガシッ
「全く…目が離せんな」
「光秀さん!ありがとうございます」
転けそうになった体を真っ直ぐに
たたされた
「相変わらずそそっかしいな」
「信長様!おかえりなさい
お怪我は?光秀さんも」
「見ての通り怪我はないぞ」
「大事ない
貴様の働きは聞いておる
もう休め」
「はい
おやすみなさい」
その日の夜は疲れていた為
すぐに眠りについた