【ハイキュー!!】排球人生死愛箱【ハッピーシュガーライフ】
第2章 甘いお菓子は私を満たしていく【小学生編】
黒尾は空に向かって拳を振り、この拳を見ながら自分のしたいこと、目標を語る。
「今からたくさん練習してれば、高校生くらいにはきっと……」
「俺たちの立派な必殺技になってるぜ!」
躊躇いもなく、自信満々に話した黒尾に弧爪は何かを考え込むように先程空振りになったバレーボールを見た。
「そのためにも、#れいか#にいっぱい教えてもらうんだ!それで#れいか#に褒めてもらう!」
「……!」
(#れいか#が……褒めてくれる……)
そんな時、黒尾が#れいか#を呼んだ。孤爪もそれに反応して少し離れている#れいか#の方向を見る。
#れいか#は此方を向いておらず、川の方をずっと見つめていた。黒尾は聞こえてないのかな、ともう一度#れいか#を呼んだ。そうすると#れいか#は此方を向き、走りながらやってくる。
『バレー終わった?』
「ううん、まだ!そうだ#れいか#。この前教えてくれたあの技!今日も教えて!」
『うん、いいよ』
そう#れいか#は黒尾に、前回遊んだ時に教えた一つの技を教えたのだった。