第1章 オマエはオレ様だけのもんだ…「逆巻アヤト」
『あ、アヤトくん…?』
やっぱり…怒ってるかな。
「……はぁ。クソ、調子狂うぜ。ライトはともかく、そのクラスの奴には何もされてねぇよな?」
『う、うん…。その前にライトくんが来たから…。』
でも、結局ライトくんに攻められちゃったし…。
「はぁ…っ。やっぱ…オマエをオレの部屋にずっと入れとくんだったな…。」
『〜っ…!そ、それは…困るよ。学校…来れなくなっちゃうし。』
「相変わらず…自覚ねぇな。オマエのその可愛い姿…誰にも見せたくねぇんだよ。少しは分かれ。」
アヤトくんはそう言って、あたしの頭を優しく撫でる。
……なんか、アヤトくん。
いつもより優しい…?
「……ライトに触られた部分、消毒しねぇとな。
おい、姫愛。どこ触られたか教えろ。」
『え…っと。む、胸だけ…服の上から…。あとは耳…?』
「ん…チッ。あいつめ…。今度会ったらもっかいぶっ飛ばす。」