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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第6章 層




…うーん、別にカズマだし良いんだけど、
こんな風に面と向かって言われると反応に困る。



研磨「…ん。…楽しんで」

クロ「…笑。(来てよかった)ビデオとか撮ってないの?」

『その場にいた人たちがいっぱい撮ってた。
カズくんのSNSアカウントにDMはいってるんじゃないかな。
家帰ったら見てみよ〜』

クロ「カズくんSNSとかやるんだ」

カズ「………スケボー用。親が作った」

クロ「なるほど。記録と宣伝的なね」







家に着くと心さんとシゲさんと周平の親が
お酒を飲みながら過ごしてるようだった。



「研磨くんもきたんだ〜!あと、黒尾くん!ゆっくりしてってね」



心さんに声をかけられる。
周平の両親はBBQの時にあった人だった。




『あれ?周平は?』

周母「ガレージでグリップテープ張り替えてる」

『そか。みんなお昼まだだから、ちょっと台所使うね〜』



『あ、みんな何食べたい?簡単なの』


カズ「オムライス」
クロ「チャーハン」
研磨「オムライス」


『…………』

クロ「マジで兄弟みたい」

『じゃあ、オムライスで。クロさん、チャーハンはまたね』

クロ「よろしく〜」



大人たちはテラス近くの窓辺に机と椅子を出してお酒を飲んでいて、
おれたちはとりあえずソファのとこに座る。

鞄からゲームを取り出す。



クロ(…ゲーム取り出すタイミングも一緒だこの2人)



クロはキッチンのカウンターに肘をついて穂波と話していて
不思議だけど自然でおもしろい家だなぁと思う。



それぞれがのびのび過ごしてる。



おれでも、多分カズマも、気疲れせずに過ごせる。
穂波の持つ空気そのままがこの家にはあって、居心地がいい。






「あれっ 穂波帰ってきたんだ。お!研磨カズマ!」


研磨「………」
カズマ「………」


周平が入ってきた。
なに研磨カズマって。コンビ名みたい。




周平「ははっ 無言」




『あ、周平〜お昼食べた?』

周平「食べてな〜い。穂波の食べたくて待ってたワ!」

『オムライスね』

周平「じゃ、おれホワイトソースで。…ってもう作ってあるじゃ〜ん。愛だね、愛』










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