第4章 未来なんて【ジェイ監】※微裏(裏)

「おーい！ユウ？こんなところで突っ立ってなーにしてんだよ」

「…？エース…？」

「え、何？怖いんだけど。」


部活だったのかTシャツを着たエースがのこのことこちらにやって来た。



「なんでお前そんな幽霊見たーみたいな顔するわけ？なんか付いてる？」

「いや……違うけど。」

「は？まぁいいや。てか彼氏さんは？」

「……え、誰のこと？」

「え？え？ごめん別れた？いやでも…え…？」

「あっれーーー？カニちゃんと小エビちゃんじゃあん。何してんのぉ？」

「そうそう！あれに似た！…ってユウ？」

「…どなた？私初めましてだよね？エース知り合いなの？」

「「……え」」


そう言い放った途端、水色の髪の人が私を担いで走り出す。


「ちょっフロイド先輩！！クルーウェル先生はあっちです！！」

「何言ってんのカニちゃん！！ジェイドが先でしょ！！」

「ショック受けたらどーするんすか！？」

「あ〜〜〜めんどくせぇ〜分かったよ！！」



そしてやっとのこと下されると、クルーウェル先生のところに着いた。



「…なんだ。」

「ちょっ先生！？ユウがおかしいんですよ！！ジェイド先輩とフロイド先輩の事分かってなくて！！」

「はぁ？オレのことも忘れてんのぉ？」

「ふむ…仔犬。俺は分かるか」

「？はい。クルーウェル先生ですよね？」

「…なら、分かる人間全て言ってみろ」

「え、…と、グリム、エースとデュース、リドル先輩、トレイ先輩、ケイト先輩、学園長、クルーウェル先生、…レオナ先輩、ラギー先輩、ジャック…ですかね」

「アズールは？」

「…？誰だか…」

「…」