第2章 Prolog
ボーッとしながら考える
グリム「!」
優「兄さん!」
2人の声にハッとする
『どうしたの?』
グリム「そろそろ行かないと遅刻なんだゾ!」
優「急ごう!兄さん!」
時計を見ると確かにギリギリだ
走って間に合うか間に合わないか
『優、グリム急ごう!』
オンボロ寮の鍵をかけて走る
『授業なんだっけ!?』
グリム「ふな!?えっと…えっとー!」
優「たっ確かトレイン先生の授業!」
遅刻厳禁のトレイン先生
こうなったら…
優「うわっ!?」
グリム「ふな!?」
2人を抱えると私は足に力を入れ、トントンと階段を蹴り飛ばしていく