第4章 真相
晴香『そっか。やっぱりあのネックレスは、大切な物だったんだね…。』
八雲『そうだな。君のお節介も。たまには役に立つんだな。』
晴香『ちょっと、それどうゆう意味よ!』
八雲『言葉の通りだ。君はすぐ厄介事に首を突っ込んでは、危ない目にあったりもしてる。良い加減(かげん)に、懲(こ)りたらどうなんだ。』
晴香『ええ、ええ、私は八雲君と違って困った人をほっとけないんです!八雲君こそ、もう少し色んな人と仲良くしても、バチは当たらないと思うけど?』
八雲『僕は、人と関わるのが苦手なんだ…。』
そんな二人のやり取りを見て、充が思わず笑った。それに気付いた晴香と八雲が、お互いにお互いを見て、ふんっ!と顔を背けた。
充『えっと…。笑ってしまってすみません。何だかお二人とも、楽しみながら、ケンカをしてらしたので。』
八雲『そんな事は、ありません。』
晴香『そんな事、ありません。』
お互いに声が重なっている。何だかんだいって息があっている。それを聞いて、充がまた笑った。それに釣(つ)られて晴香も笑う。そして、そんな二人を見た八雲は、ため息を漏(も)らしていた。
そして、一連の出来事を聞いた後藤が、その男を調べ上げ、その男は逮捕されたと言う。
その捕まった男と言うのが、最初に空が鏡から出て来て、何事かを言って鏡に消えた。と話していた男だったと言う。
晴香『やぁ! 八雲君? 居る? あっ今日は起きてる。』
八雲『ああ、ついさっき、起きた所だ…。で、今回はどんなトラブルだ…。』
そして、いつもの朝が始まるのだった。
終わり!
ここまでつきあって頂いた皆様、ありがとうございました! 🙇