第13章 男子会女子会
先に整った杏寿郎が近くに置いてあったペットボトルから水を含み、に口移しで飲ませる。
「…ん…ありがとう」
汗で貼り付いたの前髪を手で避けてやり、額に口付ける。
「大丈夫か?
すまん、抑えがきかなかった」
「もう…激しすぎる…」
杏寿郎に差し出された腕枕に頭を乗せてくっつく。
「でも、気持ちよかった…」
「うむ、俺もだ!」
顔を見合わせてキスをする。
の髪を撫でれば気持ち良さそうに目を閉じ、程なくして唇からは寝息が聞こえ始めた。
「よもや!
伊黒との約束を伝え忘れてしまった!」
明日の朝伝えるとしようと考えながら、杏寿郎もすぐに眠りについた。