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《鬼滅の刃》たくさんの愛を(短編集)

第11章 蛇と蛙(伊黒小芭内)*




『こんにちは!
 あの、最近若い女性が相次いで行方不明になっていると聞いたのですが…
 詳しくお話し聞かせてもらえますか?』
「…僕の婚約者が3日前から行方不明で…
 もしかしたら今回のこの失踪事件に関わっているんじゃないかって…」
『婚約者さんは、どちらに行かれてたとかご存知でしょうか…?』
「津高山というところがあって…
 そこは願い事が叶うと言われていて結婚前とか勝負事がある前は町の人々はそこに行って願掛けをする風習があるんです。
 そこに彼女は夜一人で行ってしまったみたいで…
 それから行方不明になりました…
 僕が…僕が一緒に行かなかったせいで…!!」
男性は泣きながら崩れ落ちた。

(鬼のやつ絶対許せない…!
みんなの幸せを奪うなんて…!!)
『お顔を上げてください…
 お辛いのにお話ししてくださってありがとうございます。
 私が正体を暴いてきます。』
「でもっ…!
 貴女も女性ですからっ…!!」
『私は鬼狩りです。
 そんな簡単にやられる程やわじゃないですよ!』
彼にそう伝え飛鳥は津高山へと向かった。

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