• テキストサイズ

手のひらの虹 【恋人は公安刑事】津軽高臣編

第15章 貴女の熱 《津軽目線》


女の子をこんなにも愛しく思って抱いた事が、今まであっただろうか。


瑠璃子の甘い香りの柔らかな肌に触れる度に、突き上げて来る劣情に、我を忘れそうになる。


めちゃくちゃに愛したい気持ちを抑えて、瑠璃子の身体に少しづつ熱を与えてゆく。


唇を落として舌を這わせる度に、しっとりと汗ばむ瑠璃子の肌。


初めて知った瑠璃子の弱い部分を、ひとつづつ攻めれば、熱を持った華奢な身体が震えた。


俺の好きな下がり眉で、頬を薄い赤い色に染めて吐息を漏らす瑠璃子。


大きな声を漏らさない様に口を手で覆っている瑠璃子の姿が、酷く扇情的だ。


零れる熱い吐息さえ自分のものにしたくて、吐息ごと奪う様に口を塞いだ。




(もっと、もっと君を深く知りたい。そして、俺だけのものにしたい)






彼女の、深い場所に、初めて繋がった。




気持ちいい......。

凄く気持ちいい.....。

そして、心まで、暖かく満たされる。

ああ、もっと、もっと欲しい、この子が.......。

凄く欲しい.....、もっと、もっと。

妄想した事は、あったけども、妄想以上.じゃないか。

いや、比べられない程だ。

あぁ......気持ちいい......。

今まで、何人もの女の子とSEXをした。

だけど、瑠璃子とのSEXは、何なんだろう....?

凄く深い部分で、満たされる。

こんなSEXって、あったのか........。

あぁ、駄目だ。絶対もう、瑠璃子を離せない。

柔らかな波に導かれる様に、登りつめてゆく。

ああ...........駄目だ、もう、我慢出来ない。







余裕がないSEXだったんじゃないかと気になって、瑠璃子を見下ろした。


「気持ち良かった?君は?」

こんな事初めて聞いた。女の子に。

瑠璃子が、潤んだ瞳で見上げて、恥ずかしそうに頷いた。



駄目だ。

そんな顔見せられると、また、したいって。

ああ、こんなに余裕がないSEXとか、いつぶりかよ。

覚えてもない。










「瑠璃子、愛してるよ」








(もう、君を離せない。何があっても)





/ 66ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp