• テキストサイズ

手のひらの虹 【恋人は公安刑事】津軽高臣編

第12章 三度目のあの公園 《津軽目線》


「良かったです......」




ウサがポツリと言った。





「まだまだ、事件は、完全解決では、ないけどね......」





「いえ、わたしは、津軽さんが、生きててくれて、良かったって言ったんです!!」





「...........」





「わたし、この任務に成功したら、津軽さんにもう一度、津軽さんを諦めたくないって伝えるつもりだったんです!!」





(あぁ..嬉しい.....ウサの言葉が、嬉しくて仕方ない)





(あぁ......もう、俺は、手放そう.......この子とは、上手くいかない種類の人間なのだという恐怖を........、だって、ウサは、そんな事など、最初から、全く気にせず、俺と一緒に生きようとしてくれるのだから)










俺は、せり上がって溢れ出す気持ちを、やっと口にする。










【瑠璃子、ずっと、俺の傍から、離れるな】



/ 66ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp