第1章 憧れと現実

｢あ、の……良いよ｣
｢何が？｣
｢だから、シても｣
｢ふーん……じゃあ別に良いわ。シたくねぇし｣
｢や、ごめん、お願い｣
｢んー？｣
｢シてください……｣
｢やれば出来んじゃん｣



ペロリと自分の唇を舐める千秋。
その姿は凄く色香を放っていて。
千秋がモテるのも納得出来る。
ゆっくりと服を脱がされ、どんどん素肌があらわになっていく。
その手つきは優しくて普段の千秋からは想像出来ない。



｢おい、隠すな｣
｢無理、恥ずかしい｣
｢これからもっと恥ずかしいことするのにか？
隠されると暴きたくなんだよな｣



身体を隠す手を無理矢理退けられ、顔の横で押さえつけられる。
隠す術がなくなり、羞恥心が強くなる。
生まれたままの姿の私に対し、千秋はきっちり着込んでいる。



｢意外と着痩せするタイプなんだな｣



千秋の細くも逞しい指が私の胸を掠める。
感触を確かめるように何度も胸を揉む。
時折指先が中心の突起を掠める度、身体が小さく震えた。



｢ふ、太ってて悪かったわね｣
｢バーカ、そういうことじゃねぇよ｣
｢馬鹿って酷くない!?
そりゃ今まであんたの周りに居た綺麗な女の子達に比べればスタイルは劣るかもしれないけど。
私だってそんなに、言う程太ってないし……｣
｢……知ってるっつの｣
｢え？｣
｢うるせーよ、なんでもねぇ｣



少し顔を赤くさせた千秋が目を逸らす。
ツンと主張し始めた突起を指で抓られると小さな痛みが走る。
エッチしたいだけなら早くすれば良いのに……。



｢おい、よそ見すんな｣
｢してな｣
｢じゃあ他のこと考えんな。俺の事だけ考えてろよ｣
｢何それ、告白みたい｣
｢……アホ｣
｢ひど……あっん……｣



暴言を吐かれて、キッと睨むと下腹部に手を這わされた。
ヌルリと愛液に濡れる蜜口に指が触れ、声が漏れる。



｢なんだ、ヌルヌルじゃん｣
｢う、うるさ｣
｢そういう可愛げのない反応しなくて良いから｣
｢やぁ、あ……｣



濡れた指先が敏感な突起を擦る。
絶妙な力加減のそれは凄く気持ち良くて腰が動いてしまう。



｢えっろ｣
｢あっ、だめ、やだ！｣
｢黙ってろ｣



脚を広げられ、蕾をマジマジと見られる。
愛液で溢れる蜜口に息を吹き掛け、そのまま尖らせた舌で舐め上げられる。