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触れる度に愛を知る【ハイキュー】

第4章 宮兄弟の愛し方


侑side

「ヒント?あの人は、あぁ言ってるけど少し考えればわかる事だ。

さっきも言ったが、目が覚めてから日が浅い沙耶は、体力的にも精神的にも不安定なんだ。

ここは、病院で細菌もある…免疫力のない今は、あまりウロウロされると感染する場合もあり得る。

無駄な体力使ってウイルスが、沙耶に入ったらどうするつもりだ」

確かに冷静に考えれば、佐久早君の言う通りかもしれん。

せやけど…。

「サムが、看護婦さんに承諾入れに言ってたはずや、その時どうやった?」

「あぁ、別に病室の近くを少し回る程度ならとは、言ってたかもな」

ん?病室の近くを少し回る程度?

「それって、外の空気吸うとか言ってないんかい!!」

「言っとらん。まさか外に出るとか思ってへんかったから」

サムは、平然と言うとるかもしれんけど、俺滅茶苦茶考えなしのアホやん。

「こんな事になるなら、沙耶の病室で宮治と会った時に、言っておけばよかった。

ここまで、考えなしに動く奴だとは思わなかったからな。

うんざりだ!沙耶の傍にいるのは、本当に迷惑だ」

睨まれ悪態つかれて、返すこともできへん。

あんな機械を華奢な体に巻き付かれて、死にそうになっとるやん。

ICUにいた時の青白い沙耶の顔が、一瞬重なって背筋が、ぞっーと冷たくなる。

「ほんまやな、佐久早君の言う通りや。

沙耶が、元気そうにしゃべったり、俺達の話を嬉しそうに聞いてくれるから、大丈夫そうに見えただけやんな。

体力つければ、腕と足を手術してリハビリしたら普段の生活に戻れると思っとった」

溜息をつきながら、サムも険しい表情している。

「ツムと同じ考えやった、最初は…」

サムが、眉間に皺を寄せながら続きを話そうした時、先生が病室から出て来た。

「おじさん、どうなん?」

食い入るように先生に近づくと、自分より少し背が高いから、見下ろすように大きな手で頭をクシャクシャしながら苦笑している。

「心配するな、俺を誰だと思っている?

まぁ、免疫力のない沙耶を連れ回したのは痛かった。

高熱が出ているせいか、肺を圧迫している状態だ。

明日、レントゲンや採血の結果とMRとCTで脳の様子もみるさ」

脳?そう言えば、この間事故の話になった時の事を思い出す。
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