G E N E R A T I O N S の 紅 一 点
第2章 ~ 出 会 い ~
アナウンス「まもなくアメリカ___」
『もう着くのか、、早いなぁ』
んんっ、と私は伸びをすると降りる準備を始めた。
外に出ると生温い風が吹いていた。
『暑い……』
熱中症気をつけなきゃね…
私は受付を済ませ、会場へ向かった。
すでに会場は人であふれている。
だって世界一が決まるから。
皆、いてもたってもいられなくなったんだろう。
『優勝して帰るって美香と約束したし…!』
頑張らなきゃ!!
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司会「The host is BROWN.(司会を務めますのはブラウンです)」
司会「Let’s start the match!(それでは試合を開始します!)」
ワァァァァァァァァッッっと歓声が響く。
正直英語はよくわからない。
『ふうぅぅぅ、』
私は思い切り息を吐き出した。
司会「Entry number 9, 〇〇!(それではエントリーナンバー9番、〇〇!」
私が踊るジャンルはKRUMP。
本場のアメリカで踊るなんて…!
本当に夢見たい………!!!
『はい!!』
躍りきった。
全力は出せたはずだ、
『よし、、』
ふぅ、と私は大きくため息をついた。