第1章 プロローグ<共通設定>
ユウ「……おもしろい」
さっきの声は鏡の向こう側から聞こえた。
そして唱えた台詞は私の世界でも知っている魔法のコトバ。
あの“なんでも教えてくれる魔法の言葉”だ。
ユウ「鏡よ鏡…教えておくれ」
どういった理由でここに飛ばされたかは知らないけど、試す価値がある。
ユウ「…私が貴方と取引するための方法を!!!!!」
闇の鏡『……承知した』
ボワッ。
ユウ「――――その条件で異論は無いわ」
??『――闇の鏡に導かれし者よ。汝の心の望むまま、鏡に映る者の手をとるがよい』
ユウ「…これは…だれ?」
鏡に映るの、この人を私は知っているような気がする…。
どこかで会った?
どこで?
戸惑いながら差し出した手に触れると、そっと優しく握り返される。
―――後悔はないな?