• テキストサイズ

あの人を支えたい、ただそれだけ…

第1章 緊張……。



私はマネージャー養成コースのある学校を出て、81プロデュースへ就職した。

あの人のマネージャーになりたかったから。

あの人とは"斉藤壮馬さん"

とあるアニメで彼を知ってそれからはずっと大ファンだった。

けど、入社してすぐに彼のマネージャーになれるかと言われればそうじゃない。

先輩の後をついて回ったり新人さんのマネージャーになったり。

そんな日々がずっと続いていた。

ある日、いつも通り新人さんと事務所でこれからの日程を確認していた時


?「佐々木さん!次の台本取りに来たよ〜」
佐「あー、ありがとう!
あ!ちょっと待っててね!!」
?「はい…?」
佐「山本さん!ちょっと来て!」
『はい…!』

連れていかれた先には…えっ!?

佐「紹介するね!この子がこの前入社した山本さん!」
『よ、よろしくお願いします…!』
江「あ、そうなんだ〜!よろしくね〜」

思っていた以上に………大きい!!!

でもふわふわっとした感じですごくかわいい…!

佐「江口くん今日の予定は次で最後だっけ?」
江「あ、はい。次で終わりですね!」
佐「じゃあ、この子と一緒に行ってくれない…?」

(えっ!??)

江「いいですよ〜!」
佐「ありがとう!私これから社長に呼び出されててね〜 江口くん色々教えてあげてね!」
江「は〜い」

こんな有名声優さんに着いて行ってもよろしいんでしょうか!??


江「じゃあ、行こっか!」
『は、はい!!』

タクシーに一緒に乗り込み着いた先はとあるスタジオ。

今日の最後の仕事はキャラソンの収録らしい。

すごい……!!
いつもCDから聞こえてくる声だ!

そう、何を隠そう今歌っている曲は私の推しのキャラソンである。

ニヤニヤしてたらどうしよう…
そう思いながら待つこと30分

江「ありがとうございましたー!」

思ったより早く終わったらしい。


江「お待たせ!!」
『いえ、お疲れ様でした!』
江「この後って暇…?」
『あ、はい!佐々木さんからも収録が終わり次第帰っていいと伝えられているので…!』
江「じゃあ、ちょっとお茶していこうか!」

えっ!??

『そ、そんな!??大丈夫なんですか??』
江「佐々木さんからも色々教えてあげてね〜って言われてるし…ダメ…??」

この人は無自覚でこれをしているのだろうか…。
/ 20ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp