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鏡の中から

第18章 永久不滅




「母ちゃん、腹減ってねぇ?」

流生が康太に甘えた

「減ったならファミレスに行くか!」

「やったね!」

流生は喜んだ

翔は母の歩幅で歩いていた

「母ちゃん、プリンも付けるように注文すっからな!」

「お!気が利くな翔」

「母ちゃんの子ですから!」

翔は笑顔でそう言った

烈が「母ちゃん!」と甘えた

太陽は「父さん、神野のおじちゃんが俳優になれって煩いんだ
僕、俳優になっても大丈夫?」と問い掛けた

「母さんに聞きなさい」

「………だって翔が……母ちゃんに聞いたらOKだって言ってたから……それは嫌」

太陽が呟くと音弥が

「ひなはさ父さんの仕事を手伝いたい訳なんだよ!だからさ反対されたいんだろ?」

とバラした

太陽が「音弥!」と言い追い掛ける

音弥は楽しそうに逃げ回っていた

大空は「父さん、副社長室に顔を出します!」と告げた

「こんな日位顔を出さなくても大丈夫ですよ?」

「そう言う訳にも行きません」

榊原は社長になっていた

副社長室は子ども達に明け渡して、少しずつ仕事を叩き込んでいた

瑛太は会長になって

清隆は相談役になった

副社長は今のところ不在だった

「若旦那、これからファミレスに行きますが、一緒に行きませんか?」

康太が言うと戸浪は

「私はこれより会議が残っているので……会社に顔を出さねばならないのです」

と残念そうに答えた

煌星は「手伝うよ父さん!」と言い一緒に帰る算段をしていた

凰星も「父さん、早く帰らないと仕事が詰まってるよ!」と父を急かした

「解ってるよ凰星
では康太君、また!
若旦那もまたお逢いしましょう」

と言い帰って行った



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