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鏡の中から

第18章 永久不滅




本殿儀式の魔に向かうと、廊下の途中で……

凰星と煌星はバッタリと顔を合わせた

「煌星…」

「凰星…」

二人は桜林学園の同級生で、一番の親友だった

初めて出逢った時に……

自分の欠けた部分が……埋まるのを感じた

以来、共に過ごしていた半身みたいな存在だった

一生と慎一は儀式の間の扉に並んだ

「「お連れしました」」

そう言うと儀式の間の扉は開かれた

扉を開いたのは飛鳥井流生

「母さんが待ってます!
中へどうぞ!」

戸浪は流生を見て笑みを零した

「流生、元気だった?」

「漲る程に元気すぎて……母ちゃんに何時も怒られてる……」

流生はペロッと舌を出して笑った

「元気すぎるなら安心だ
康太が許してくれなかったら私も一緒に謝ってあげます!」

流生はニコッと笑って戸浪親子を、儀式の間の中へ入れた

流生の容姿は……一生に酷似していた

二人が並べば……その姿間違いなく親子と言うだろう……

戸浪親子も神楽親子も儀式の間へと通された

儀式の間には飛鳥井翔が正座して、こっちを見ていた

その容姿……飛鳥井瑛太を若くした容姿だった

その隣に飛鳥井音弥

音弥も見間違う事なく一条隼人に酷似していた

榊原伊織の隣に飛鳥井大空が座っていた

大空は榊原にソックリに育っていた

どこから見ても親子にしか見えなかった

その横に飛鳥井太陽が座っていた

太陽は榊原の兄 笙に似ていた

物腰の柔らかい笑顔が笙にソックリだった

その横に飛鳥井烈が座っていた

烈は榊 清四郎に似ていた容姿で兄達と一緒に座っていた



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