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捻れた世界で誰と踊る?【ツイステ】

第4章 毎日フロイド!【Floyd】



×月×日 火曜日
昼休みに学食でフロイド先輩に締められた。

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「あはっ見て見てぇ小エビちゃん。オレ今何食ってると思う〜?」
「えーっと…エビです」

今日は何故かオクタヴィネル寮の人たちが私たちの隣にズカズカとやってきてお昼ご飯を食べている。
他にももっと空いてる席、あるのに。

エース、デュース、グリムが「ゲ」という顔をすればフロイド先輩は「やっほー」と睨みつけた。


フロイド先輩はパスタの中に入っているエビをフォークで突き刺し、ギザギザの歯でガリッと噛み砕いた。

「せーかい。小エビちゃん偉いねぇ〜」
「わわわ、」

そして例のごとくギュウギュウ私を絞める。
機嫌が良いのか悪いのかわからない。一応褒められているけど。

「フロイド、今日はこれから"お仕事"があるでしょう?監督生さんと遊ぶのは程々にして早く食べてしまいなさい。」

と、ジェイド先輩に言われフロイド先輩は「あーい」と返事をしながら、絞める。
アズール先輩はさっさと立ち上がりお皿を片付け始める。

「いつまでやってるんですかフロイド。監督生さんの顔が蒼くなっていく」
「んぇ?あ。小エビちゃんのやつ美味そ。」

パッと私から手を離したと思うとフロイド先輩は私のお皿からミートボールを奪っていった。

「ふぉえみちゃ、ほれあひふぁふぁら、ふぁふぇえひーよ(小エビちゃん、ソレ飽きたから食べていーよ)」

彼は私にエビの入ったパスタの皿を(半ば強引に)くれた。
それからジェイド先輩、アズール先輩と連れ立って学食を出ていった。

「あ、ばいばーい小エビちゃん」


…今日のは長かった、と一息つく。

いつも通り痛さはそれ程ではないのだけれど、長期戦に持ち込まれると息が段々薄くなる気がする。

「…食べる?」

エビのパスタを見せる、とエースとデュースは「いらない」と首を振った。

グリムは大喜びで、エビをむしゃむしゃ食べた。


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