第3章 約束
次の日の早朝。
リヴァイはいつものようにリアの部屋の扉をノックする。
違うといえば、リヴァイが私服を着ていることと今日はリアの朝食を持っていないことだろうか。
すると、
「はい。」
いつもは無いはずの返事が返ってきた。
リヴァイが扉を開けると、ベッドには恥ずかしそうに微笑むリアが座っていた。
ワンピースにカーディガンを羽織り、普段はひとつに束ねている長い髪はおろされている。
リヴァイはいつもとは違う様子に戸惑い、リアから目をそらした。
「どうした。早えな。」
「久しぶりのお出かけと思うと嬉しくて。とっても楽しみだったんです。」
「…そうか。いくぞ。」
リヴァイは緩む頬を隠すようにリアを横抱きにすると、扉を蹴って開けた。
「リヴァイさん!もっと優しく開けてくださいよ。壊れちゃいますよ!」
「うるせぇ!」
扉の向こうからは楽しそうな声が響いていた。