第2章 不自由な2人
その日からリアの朝食をリヴァイは自ら毎日続けていた。
リヴァイも片足とはいえど今は足が不自由なため、ゆっくりと部屋へ向かう。
そして、エルヴィンがしていたようにリアに朝そっと声をかけて起こす。
それから2人は昼頃まで話しこむのが日課となっていた。
「最近は随分楽しそうだね。」
久しぶりに仕事の合間にリアの部屋を訪れたエルヴィンは、リアのこぼれた笑みを見て、頬を緩める。
「君にリヴァイを会わせてよかったと思えるよ。」
「リヴァイさんがいろんなお話をしてくださって楽しいんです!
壁の向こうの話や人の話、馬の話。あと…」
「名前で呼ぶようになったのか…」
「はい!あ、毎日お花も摘んで来てくださるんです。お花のおかげか最近は調子も良くて!」
「リヴァイが花か…。」
エルヴィンはリアのベッドの傍にあるビンに挿された1輪のタンポポを見て、複雑に感じていた。
まだ生き生きとしている花は、先程までリヴァイが居たことを物語っているようで、余計にエルヴィンの心をかき乱していった。