第2章 不自由な2人
「なんて言われたんだ?」
リアは足をゆっくりとさする。
「私が嫌いな世界を団長に預けてくれって。
私が私自身を嫌うなら、団長が私のことを大切にしてくれるって。」
ほぼ告白じゃねぇか…。
アイツ、ガキを口説いてたのか。
リヴァイはエルヴィンの行動に呆れていた。
「嬉しかった…。絶対に忘れたくない記憶です。」
リアの幸せそうな微笑みに、リヴァイは自分が複雑な感情を持っていることに気がついていた。
「団長にとっては相手の心を掴む手段の1つだっただけで私が特別な訳ではないのはわかっています。
でも…それでも。私は私として見てくれたエルヴィン団長の役にたちたい。…」
…そうか。
リヴァイはリアの頭の上に手を置いた。
「リヴァイさん?」
「…あんまり気負うな。」
「…はい。」
リアはこれがリヴァイなりの優しさだと感じ、大人しく頭を撫でられていた。