• テキストサイズ

確かなコト【進撃の巨人】

第2章 不自由な2人




「ならお前から話せ。」

土下座していたリアの顔を両手で掴み、無理やり自分の方へと向けた。

リアの顔がどんどん赤くなっていることに、リヴァイが気づかないわけがなかった。
リヴァイは優しい表情で、

「なに赤くなってんだよ。」
と笑っていた。

「わ…私、こんなに男性の方と近くで話すのは初めてなんです…。」

「そうか。なら俺が慣らしてやるよ。」

「あ、ありがとうございます…。」
と、再び土下座していた。

リヴァイは予想外のリアの反応に、首の後ろを掴んで呆れたように笑っていた。








「断片的にしか覚えていませんが、私は…小さい頃シーナに住んでいました。」

「貴族だったのか。」

リアは自分の膝に爪を立てて、拳が力んでいる。

「…父の仕事がたまたま上手くいっただけの成り上がりです。

増えすぎたお金は人を変えます。家族と話した記憶が無いのは、病気のせいなのか経験がないのかわからないくらいで。
家から出ることも、誰かと会うことも許してはくれなくて、ずっと1人ぼっちで…。
毎日机に向かって勉強ばかり。でも、こんな脚だから逃げることもできなくて。」


「でも、その頃です。団長が声をかけてくださったのは。」

先程とは裏腹に、嬉しそうに笑うリアにリヴァイも自然と笑顔になる。
/ 94ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp