第12章 宿敵
~2セット目開始~
“バシッ”
繋心「チッ![あの7番まぐれじゃねー…日向の動きに慣れてきたんだ…咲弥の言ってた通り狙いは日向か…]」
月島が烏養の様子をチラチラ見る
咲弥「蛍…どうかした?」
繋心「なんで日向を交代させないのかって言いてーのか?」
咲弥「あぁ…なるほど」
月島「っ……別に…」
武田「??」
繋心「これが公式戦なら変えてるかもな…でも今なら解決策を探すチャンス…だが日向が戦意を喪失してしまうようなら1回下げた方がいいだろうな……」
“バシッ”
咲弥「あ……また止められた…」
田中「くっそー!」
武田「ダメかぁ……」
菅原[中学最初で最後の試合で完全にシャットアウトされて高校でも月島の高さに全然勝てなくて…それでもやっと手に入れた自分よりずっとでっかい相手と戦う方法……日向にとって唯一で最強の攻撃………それがたった一人のブロッカーに止められた…]
一人悔しさを滲ましていた菅原の背に軽く触れ声をかける
咲弥「孝支…きっと大丈夫」
菅原「咲弥……?」
猫又「気力を挫く人の壁……打てば打っただけ心は折れて……」
全員「「「 っ!?! 」」」
咲弥「きっと翔陽なら大丈夫……[ニコ]」
猫又「笑った……」
影山「おい…」
日向「なんか……違うんだ……」
影山「っ……」
日向「ブロックで向こう側が全然見えなくてどうすればいいか全然分かんなかったあの頃の感じとは……なんか違う……向こうも…ギリギリついてきてるの分かる…今までブロックは怖くて嫌なだけだったのに…アイツが目の前に来るとワクワクするんだ…お前のトスとなんかの工夫で打ち抜けるんじゃないかって思うんだ…だからもう1回…おれにトス上げてくれ!!」
影山「…………当たり前だ!」
ピッ!
~烏野 5-7 音駒~